私たち入口蔦屋は、長年お米と向き合ってきたプロフェッショナルです。良質なお米を選ぶことはもちろん大切ですが、ご家庭での「保管」「炊き方」「保存」の3つのステップが揃って初めて、お米はその真価を発揮します。今回は、お米のおいしさを最大限に引き出す、正しい扱い方をご紹介します。
まず、お米は水と湿気を極端に嫌います。水に濡れるとすぐにカビの原因となるため、水回りの近くは避けなければなりません。また、熱も大敵です。冷蔵庫の側面のようについ熱を持ちやすい家電のそばや、直射日光の当たる場所は、お米の乾燥や酸化を早めてしまいます。
最適な保管場所は、温度変化の少ない「冷暗所」です。密閉できる保存容器に移し替え、風通しの良い涼しい場所や、冷蔵庫の野菜室で保管するのが、鮮度を保つベストな選択です。
中心部まで水分が行き渡ったお米は、炊き上げ時の熱が芯まで均一に伝わり、ひと粒ひと粒がふっくらと立ち上がります。ここで重要なのが、季節(水温)によって浸漬時間を変えることです。
・夏場:30〜40分ほど
・冬場:100〜120分ほど
水温が高い夏は短時間で吸水しますが、水が冷たい冬は夏場の約3倍の時間がかかります。とくに長野県のような寒冷地では、冬場の水温が非常に低くなります。「今日は少し長めに水に浸ける」この一手間が、炊き上がりのツヤと甘みを驚くほど引き出します。
冷凍する際のポイントは以下の2点です。
・熱があるうちにラップで包む
・空気に触れないよう、隙間なくぴったりと包む
「冷めてから冷凍する」と誤解されがちですが、ご飯から立ち上る湯気(水分)ごと閉じ込めるのが、美味しさをキープする最大のコツです。粗熱を取ってから冷凍庫へ入れることで、電子レンジで解凍した際、炊き上がりに近いふっくらとした状態に蘇ります。
最高の炊き上がりは、新鮮な状態から
保管・浸漬・冷凍。この3つの基本を押さえるだけで、いつもの食卓が一段と豊かになります。
そして、この技術を最も活かせるのは「精米したての新鮮なお米」です。入口蔦屋では、お客様からご注文をいただいてから出荷の直前に精米を行っています。プロの精米技術と、ご家庭での正しい炊き方の掛け合わせで、極上のコシヒカリをぜひご賞味ください。