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朝夕は少し涼しい風が吹くようになりました。伊那谷の秋も間もなく始まりそうです。
先日、私たちが日頃からお世話になっている契約農家、小笠原さんの田んぼへ足を運んでまいりました。透き通るような青空の下、一面に広がる鮮やかな緑の絨毯は、何度見ても心が洗われるような美しさです。
今年の生育状況はどうか。期待と少しの緊張感を持ちながらあぜ道を進むと、そこには力強く育った稲の姿がありました。
小笠原さんが育てているのは、長野県のオリジナル品種「風さやか」です。
写真をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、稲穂にはしっかりと実が詰まり、確かな重みを感じるように頭を垂れ始めています。
近年は全国的に過酷な猛暑が続いていますが、「風さやか」はもともと暑さに強く、倒れにくいという頼もしい特性を持っています。その品種の強さが遺憾なく発揮され、今年はとくに実の詰まり具合が良い状態です。
田んぼを見つめながら、小笠原さんが「今年はあまり背丈が高くならないから、転ばないとみているよ」と教えてくれました。
農家さんの間で言う「転ぶ」とは、風雨などで稲がなびきすぎて倒れてしまうこと(倒伏)を指します。稲が倒れてしまうと、穂が水に浸かって品質が落ちたり、生育が止まってしまったりと、お米の味に直接的な悪影響を及ぼします。
つまり「転ばない」ということは、太陽の光を収穫の直前まで全身でたっぷりと浴びて、最高の状態で刈り取りを迎えられる証拠なのです。
「風さやか」ならではの、あっさりとした心地よい食感と豊かな旨み。それが今年はさらに高い次元で味わえるのではないかと、お米を扱うプロとして今から胸が高鳴っています。小笠原さんの丁寧な土作りと日々の細やかな管理が、今年も間違いなく美味しいお米を育て上げてくれました。
コシヒカリやあきたこまちに次いで生産量が多い風さやかですが、シェアはまだまだ少ないのです。美味しいお米をぜひ皆さまにも味わって頂きたいです。
収穫の秋はもうすぐそこまで来ています。
新米「風さやか」の入荷時期やご予約の受付開始につきましては、改めてこちらのブログや店頭にてご案内いたします。
小笠原さんが丹精込めて育てた新米を、万全の状態でお客様の食卓へお届けできるよう、私たちも準備を進めてまいります。ぜひ、楽しみにお待ちください。